2009年01月03日
MOVE OVER
2001年一月、新しい年を迎えた、今。
昨年の急変した世界観、とりわけ世界経済の悪化の流れ。
それに呼応してモードも変わった。
その流れにあがなうようにスタンスを変えない、バイイング・スタイル。
二年前もその二年前もバイイングのスタンスは変わっていない。
わたしは毎朝、かってのカルチャーを引用し、アレンジしてショップ・スタイル・デザイン・ワークをします。
過去のカルチャーからインスピレーションを受けて、新しい考え方を創造していく。
わたしは最新情報といわれる「いま」をショップに取り入れるよりも、そのスタンスのほうが進歩的と思うし、
自分にフィットする。
giraffe Bow Tie ¥7500{¥7875}
YMC Shirts Blouson ¥26000{¥27300}
モード・シーンはこの三年間で
ビッグ・チェンジを迎えた。ひとつのテクノロジーの進化のピークにたどり着いたかもしれない。
ビッグ・チェンジを迎えた。ひとつのテクノロジーの進化のピークにたどり着いたかもしれない。
ウェブを駆使できる若いデザイナーたちが東京では次々でてくるようになった。
三年もたてば、彼らも古い人になって見向きもされなくなるかもしれない。
モードの動きは年々早くなってきている。 三年前だったら、トレンドという言葉も意味を持ったけれど、
いまやトレンドはひとつでないし、人々の生活観も多様化している。
トレンド確立するように努めたとしても、それを確立する頃にはあきられているはずだ。
自分自身はそういうメーン・ストリームのブランドをセレクトするショップではないから、
といってもコンビニエンス・アパレルの空想上の世界観で安物の服を売りつける、
頭のいい人が裏で糸を引いている感じの物づくりも感心しない。
たしかに僕は素材の凝ったものが好きだし、それがテクノロジーの恩恵をうけた作品だが、それに溺れたくはない。
大切なのは人の質感。昔ながらの販売員。それを客は感じ取ることができるはずだ。服にも温かみが出る。
でも、「いま」を否定するものでもない。Observer{オブザーバー}として、今の状況はとてもおもしろい。
Posted by highway61 at 14:51│Comments(0)
│Fashion
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