The Sky is Crying
Welcom to Bad Land Japan ,WINTER ’08
Japan's Physical Condition Gradually Deteriorated to Become Flushed ,and Talked Incoherently
「太平洋戦争を除けば、最悪で、めちゃくちゃの時代になったもんだ」。こう話したのは、わたしが今借りている、駐車場の大家のおばあさん。
「こう不景気じゃあ、あんたんとこも、売れないだろうね」。わたしは、こう答えたやった。
「売れないから、駐車場の賃貸料金の値上げを、来年、三月まで待ってくれ」。答えた。
こういうやりとりが、五、六年続いているだろうか。
おばあさんの答えは、いつもこうだ、「景気が悪いのは、あんただけじゃ、ない。世界中が大不景気、景気のせいにするな」、ときたもんだ。
そして、いつものセリフはこうだ「ここの賃貸料は相場より、安すぎる、たのむから、あげてくれ」
こんなときは、押し問答になるだけだから、話をそらすことに、いつも、している。
年寄りは、昔を懐かしむ、今回の話はこうだ。
「昔も今と同じ、無政府状態、めちゃくちゃだ。昭和八年、世界大恐慌、なんでも、東北地方の親は、大事な娘さんを、生きるために売り払ったそうだ。
わたしはおじいさんになっても、洋服を売り続けていたと、いいたいものだ。
1930年のアメリカもひどい世の中だったそうだ。
駐車代を支払って、わたしは空を見上げた。外は、カリフォルニアの青空と違って、グレー空のような不景気の世の中が日本の明るい日差しを多い尽くしている。
ここで町一番の男に、ふたたびストリートに立ってもらうことにする。
「こんな時代だからこそ、STYLEが大切と」、彼は言いきった。昔、買ったお気に入りの服に、今年のアイテムをひとつ、プラスする。
以前に買ったからといって、その服に、価値がなくなったわけではない。
{いま} ではないだけだ。
時代が変わっただけだから。STYLEを
いま にすればよい。そのSTYLEに以前の服が刺激され、そして、
いまのSTYLEになる。
いい加減でもね。
昨日の新聞男にならずにすむ。 あなたはこの世に一人、きょうの新聞男になりましょう。
関連記事